連系と独立システムの併用
これまで電気的に完全に電力会社から独立していた群馬県のお宅で、電気を売り買いする連系システム(2.22kW)と独立系システム(440W)の併用にする工事を行いました。
写真の左側で連系、右側が独立系の太陽電池です。
右の画像は機械室の様子です。奥にバッテリーの姿が見えます。木で囲われている部分に独立系の制御部があります。独立系は直流12Vで給電されていて、主に室内の明かりをまかないます。
2019年問題で、既存の連系システムをどうするか、いろいろと取りざたされていますが、昼の間消費する電力くらいを連系のまま残し、残りを思い切って独立系のシステムに組み直して(このお客様とは経緯が逆になりますね)、夜間にバッテリーからの電力で生活する両用システムにする方法もあります。リチウムイオンバッテリーはまだ高いものですが、鉛バッテリーでも、再利用品などを使うことで、安く組むことが可能です。少し複雑にはなりますが、安心も一緒に付いてきます。
ちなみに、太陽電池を設置させていただいたのが14年前になります。今回太陽電池の性能を検査しました。ほとんど性能の劣化はありませんでした。太陽電池によりかなり状況が違うようです。組み替える場合は、検査が必要と思われます。
ところで、もう一つ、独立系を導入する大前提は、省エネ です。
このお客様のように、できるだけ電気を使わない暮らしを楽しんでいただきたいものです。