有限会社 エルガのあゆみ
店主が太陽電池を捜しはじめたきっかけは、原発反対のビラを配布している時に言われた台詞「そう言ったって、電気を使っているんだろう」でした。それほど負けず嫌いではない店主ですが、この時ばかりは、汚れた電気なんかいらないと、思いつめたものでした。
1990年6月 独立系システムタマ1号(国立市 1kW) 稼動開始
近所の仲間とワイワイ言いながら、自宅の屋根に取り付けました。お天道様の光で冷やしたビールのうまかった事。この太陽電池システムは、29年たった今も、当社の屋根で、変わらずに電気を作り続けてくれています。
1993年12月 千葉県鎌ヶ谷市M宅(2.4kW)太陽光発電設置
住宅用で系統連系されたのは、全国的に見ても数番目に早い例でしょう。国による補助制度はまだできていませんでした。工事が終わってから連系が開始されるまで、半年くらいかかりました。このシステムは、2019年にパワコンを交換しましたが、一度の故障もなく、現在も稼動しています。
M様宅
1994年3月 エルガ 設立
1994年4月 住宅用太陽光発電への国による補助制度が始まる
1994年12月 自然エネルギー事業協同組合レクスタ設立
全国の14社の仲間とともに、「一極に集中した巨大なエネルギー供給システムにかわる地域色あふれるエネルギーの使い方、育て方を皆さんと共に考えて作っていきたい」という趣旨で、始めました。当初、事務所は弊社にありました。
1995年3月 ルミナス小金井(日本勤労者住宅協会)、太陽電池雨水利用システム設置
環境共生住宅の先進事例です。そこに、太陽電池を動力とした雨水利用と共有部の明かりのシステムを設置しました。現在でも、しっかりと稼動しています。
ルミナス武蔵小金井パンフレット(勤住協)より一部お借りしました。
1995〜2006年 インドネシアNGOとともに太陽光発電の普及支援事業
日本から原発が輸出されるというので、そんな馬鹿な話があるかということで、インドネシアのジャワ島まで出かけて行ったのがきっかけで、太陽電池を贈る活動が始まりました。この活動がNPOソーラーネットとなります。以後、弊社の骨となる活動となります。1998年の夏には、手作り太陽電池の技術が完成します。
はんだ付けしたセル
1999年5月 上越市独立型太陽光発電システム
各地で連系システムを設置するとともに、小さな独立系システムの普及事業も、積極的に展開。上越市には、市民への貸出用セットとして多数納入し、毎年メンテを行う。
2004年8月 大田区 聖フランシスコ子供寮 10kW連系太陽電池システム
2005年10月 神奈川県 三浦修道院 10kW太陽光発電連系+バッテリーシステム
2009年2月 杉並区 礼拝会 太陽光発電連系システム12kW
2011年〜2013年 東北大震災。つながりぬくもりプロジェクト太陽光発電部門を担当
8,770万円の寄付を市民・民間から頂き、それを元に、関東の市民グループにより自然エネルギーでの支援事業を展開しました。太陽光発電は、180案件254か所総計145kWのシステムを、岩手、宮城、福島の被災者に直接届けました。
東松島市での支援活動
2012年8月 原爆の図丸木美術館 太陽光発電連系システム14kw
丸木美術館は、ごく初期に、独立系のシステムを設置させてもらっていました。FITが成立してから、初の連系案件となりました。その後、LEDへの交換工事もさせていただきました。
埼玉県東松山市丸木美術館
2013年7月 長野県にて150kWの太陽光発電連系システム施工
2014年〜2017年 チャド共和国にて手作り太陽電池での難民支援事業(IOM)に協力
チャドの帰還難民の女性組合に、手作り太陽電池の技術移転と、その利用方法を、ソーラーネットとともに伝えました。自分たちで自分たちの電化と仕事作りをいっしょに行うことのできる支援事業として評価されています。
2016年 熊本地震に伴い、現地へソーラーランタンなどを支援
2018年12月 武蔵ワイナリーの電気・太陽光発電を担当
2018年12月 電気自動車とその充電設備を導入
電力会社に頼らなくても、自前の電気で暮らせることを伝えたいと願っています。ガソリンも使わずに、光で走ることもできます。
充電中